Espontanea Ⅴ Pperenne〜悠久〜
由紀さんの公演を観てきました。今回は、ヘレスの大御所マテオソレアを
大黒柱にアルティスタが集まりました。
フラメンコはファミリアのものなんだなぁと常々思うことがあって、信頼や愛情、
尊敬や許しなど信頼があるからこそ創り出せるあの温かな空気感。
ムシコスがずらっとイスに座ったステージには、一気にその空気感が漂う。
ああ、今日は素晴らしい公演になるなって、予感がびしびし。
由紀さんが思うフラメンコの世界が見事に創り出されていました。
流れもよかったなぁ。最後のカンティーニャyロマンセからシギリージャ、そのころには
すっかり一緒に空間にいる感覚になっちゃって涙でました。
終わってからの、お客様の雰囲気からも大成功だったことがわかる。
楽屋へ行って挨拶させてもらって、由紀さんもすごくいい顔でした。
磨き抜かれたシンプルなことがどれだけ難しいことなのかは充分わかってはいるけれど
そこにゆらぎなく突き進めるのってそれ以上に難しい。
でもその向こうに美しいもの、本物があるんだなっていつも感じさせられます。
私が思うフラメンコが由紀さんにあります。
今年、57歳だとか。月に1度、教えていただけることに本当に感謝です。
私もまだまだ、まだだなぁ〜としみじみ思う今日このごろです。もっと勉強したい!