
時間があったのでふらふらとTSUTAYAで本を眺めていたら、出会いました。「センスの哲学」。本の内容には触れませんが。。
時々、スペイン人や日本人のマエストロたちにフラメンコを教わっていると、振りなどではなく、その方が大事にしていることが伝わってきます。何に対して敬意を持っているかということです。言ってみれば、そこが同じであれば、踊りのタイプが違えどワクワクするんですよね。踊りのタイプが違うから、好きなモノが違うんだ、と思うのはもったいない。その奥にある、その人が磨き続けてきたもの、大事にしてきたことをじーっと見てみると、それぞれの美学が見えてきて、素敵だなと感じます。私は、日本を代表するフラメンコ舞踊家 大沼由紀さんと関わらせてもらい、芸術の見方や感覚を少しずつ養えたような感じがします。まだまだですけどねっ。一見、頑なにニッチな世界観があるようで、実はとても柔軟なことに気づきます。芸術性が高まると、ああ、なんて自由なんだ!と感じるようになりました。そんな、自分の中にある繊細な感覚、自分が言葉にできないことを、この本が書いていてくれてるようで面白く読みました!一気に読むのがもったいなくて、毎晩「今日はここまでにしとったろ」って何故か大阪弁で本を閉じて、眠りについてました。フラメンコってただの踊りでもないし、音楽の枠を超えて芸術的だと常々思っています。も1回読もうかな。